社労士の仕事、試験、学習法のアウトラインをチェック!

効率的に学習するには、学ぶ科目の順番を守ることが大事。

社会保険労務士試験の科目は10科目から出題されますが、大きく分けると「労働関係」「社会保険」「一般常識」の3つのジャンルに分かれます。

<労働関係>
労働基準法、労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、雇用保険法、労働保険の保険料の徴収等に関する法律
<社会保険>
健康保険法、厚生年金保険法、国民年金法
<一般常識>
労働管理その他の労働に関する一般常識、社会保険に関する一般常識

3分野の科目はお互いの関連性が強いため、一定の順番で学習を進めるのが効率的です。ここではその攻略ポイントについて概略を解説してみます

◆「労働関係」の攻略法

労働関係については、労働保険の基本である「労働基準法」から始めます。この法律は労働関係の当時者にとっては憲法のようなものであり、他の法律のベースとなっているからです。その他の科目との関連性が最も強く、社会保険労務士にとっては一番重要な科目です。そのため、労働基準法の趣旨が理解できると、安全衛生法、労務保険法、雇用保険法、徴収法の学習もスムーズになります。

◆「社会保険」の攻略法

社会保険については、まず健康保険法を勉強するのがよいでしょう。というのはこの法律は一番歴史のある法律で、厚生年金保険法も国民年金法も、この健康保険法をベースに作られた法律といって過言ではないからです。
順番としては健康保険法から取りかかりますが、勉強のウエイトを置くのはむしろ厚生年金保険法も国民年金法です。ポイントは老齢年金・障害年金・遺族年金の3つについて、国民年金と厚生年金の棲み分けをしながら横断学習をするようにしましょう。この3点が理解できれば、残りは枝葉末節だと考えてかまいません。

◆「一般常識」の攻略法

一般常識の出題範囲は広範囲なので、対策が立てづらく不得意とする方が多いと思います。一般常識科目では高得点をねらう必要はありません。最低基準点(4点)をクリアすることを目標に対策を立てましょう。アドバイスとしては過去問や予想問題集を一通り解いてみること。その際、統計資料など次回も使われそうだと思える、数字やグラフの特長を覚えてしまうことです。
一般常識は「白書」をもとに作られていますので、白書を読むのがいいという人がいます。しかし私は、白書は使いませんでした。白書のページ数は膨大でとても手に負えなかったからです。無暗に手を広げるよりも、介護保険法や育児・介護休業法、確定拠出年金法、確定給付方企業年金法などトピックネタのみの最新を押さえ、後は国語の問題を解くつもりで構えないで試験を受けるのがよい気がします。